〔 日常の生活を通し、生理を正常に 〕

私たちが、中国医学に基づいて漢方相談を行うとき、女性に必ず尋ねることがあります。それは、月経のことです。月経の状態は、女性にとって健康のバロメーター。月経を正常に整えることが、女性の健康の基本となります。日ごろからチェックを。

● 生理の周期を整えよう

月経のチェックポイントは、次の五つ。周期、日数、月経の量、経血の色、月経痛の有無です。以上の点で少しでも気になることがあれば、必ず医療機関で相談してください。なぜならば、子供を産むという大切な仕事がある女性に、月経の正常化は大切な役目だからです。

私が現在所属している研究会では、国の少子化対策のお手伝いとして、女性のからだを、@月経期、A卵胞期、B排卵期、C黄体期の、四つの周期に分類。各期の役割を十分に果たし、妊娠しやすいからだをつくるための新不妊症周期療法を提案しています。この方法は、今までにない効果を上げていますが、これはあくまでも月経が正常な人に応用されるもの。不順な人には用いられません。不順な場合、月経周期を正常に戻す「補腎養血活血」法を用いて、正常にしてから周期療法を行います。

● 冷えは女性の大敵!

女性には、いつも新しい血液を大量に蓄え、巡らし、そしてスムーズに体外に排出することが必要です。そのために大事なことは、冷やさないこと。女性にとっての大敵、それは冷えです。冷えるということは、循環が悪くなること。当然、子宮内の環境も悪くなり、月経不順や月経時の痛みが見られるようになります。ですから、特に月経中は、不要な血をスムーズに排泄するため、からだを冷やすようなことはできるだけ避けるようにしましょう。つまり、冷たいものはとらない、生ものは食べない、ミニスカートはやめてパンツにする、などの心掛けが大切です。

中でも、冷えは足元から、頭寒足熱などといわれるように、下半身は冷やさないようにしたいものですね。女子高校生が、ミニスカートで地面などの冷たいところに、そのまま座ろうとしていますが、行儀よりも子宮の冷えが心配。将来の不妊症予備軍ともいえます。私は、学校の制服にズボンの着用許可を求め、カバンの中には座布団を常時入れていて欲しいと願っているほどです。運動不足も血行が悪くなりますので、注意が必要。特に、地方に住む方々は、車に頼り過ぎないように気をつけてください。

(月刊 『 寿 』 2002年9月号掲載)


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