〔 生活の中で予防・治療を! 〕

社会の高齢化が進むとともに、骨粗しょう症が大きな問題となってきています。快適な日常生活を営むためにも、日ごろから、骨にやさしい生活を心がけましょう。

● 骨の状態を知ろう

まず、自分の骨の状態がどの程度であるか、以下に長野県成人病予防協会(監修:白木正孝)で作成した骨粗しょう症危険度チェック表がありますので、確認してみましょう(下表参照)。危険度の高い人は、医療機関で検査を受けてください。最近はおクスリ屋さんでも骨密度を測る機械を置いてあるところもあるので、利用するといいでしょう。

● 日常生活の養生

骨粗しょう症の予防・治療には、@食事、A日光浴、B運動、この三つの原則プラス薬物療法が大事。順番に見てみましょう。

@ 食事で十分にカルシウム摂取

カルシウムの多い食品は、魚介類、野菜、海草、豆類、牛乳・乳製品などです。また、カルシウムを体内に吸収しやすくするものは、アミノ酸と酢。おクスリ屋さんで骨の強化のためにカルシウム剤を購入するときには、同時にアミノ酸製剤も購入してください。吸収をよくするためだけでなく、筋肉の強化にもなります。

A 適度に日光浴を

日光にあたって皮下でビタミンD(腸管でのカルシウムの吸収をよくする働きがある)を合成します。もちろん、皮膚がんを発生するほど日焼けする必要はなく、ほんの短時間で十分。

B 運動で骨に圧迫力を加える

ウォーキング程度でもいいので、継続が大事。筋力もつくので転倒しにくくなります。また、おクスリは腎を強化する補腎薬を。骨の強化は、関係の深い腎の充実をはかるのが大事です。

骨粗しょう症危険度チェック表

A.今までにかかった病気に関する質問
@ 甲状腺の病気にかかったことがある(はい・いいえ)
A 胃腸の手術をしたことがある(はい・いいえ)
B 50歳を過ぎてからの骨折をしたことがある(はい・いいえ)

B.体質に関する質問
@ 家族に骨粗しょう症、あるいは骨折した人がいる(はい・いいえ)
A 子供のころからやせていて、現在もやせている(はい・いいえ)
B 身長は低いほうである(はい・いいえ)

C.女性のみに対する質問
@ 初経が遅かった〔中学卒業後〕(はい・いいえ)
A 45歳前に閉経した(はい・いいえ)
B 閉経前に両方の卵巣をとる手術をした(はい・いいえ)

D.食事に関する質問
@ 牛乳が嫌い、あるいは下痢するのでのめない(はい・いいえ)
A 小食のほうである(はい・いいえ)

E.運動に関する質問
@ からだを動かす機会が少なく、決まった運動をしていない(はい・いいえ)

「はい」の数がA〜C=各2点、D〜E=各1点
合計10点以上=危険度大
    9〜6点=要注意
    5点以下=危険性は少ない

(月刊 『 寿 』 2002年8月号掲載)


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