「蓄膿症」

蓄膿症は細菌の感染によって起こる副鼻腔の炎症。頑固な鼻づまり、黄色や緑色の鼻汁、前額部の頭痛などを伴い、思考力に影響を与えることも。鼻づまりは口呼吸になるので口を開けている状態となり、アホに見えてしまいます。喜劇俳優の故藤山寛美やパリーグ某球団の監督などはその例。蓄膿症は、中国漢方の古典「黄帝内経」に鼻淵として記載されています。鼻淵は濁った鼻汁が多量にたまる病気を指し、蓄膿症を治す漢方薬、鼻淵丸が開発されました。炎症を抑え、抗菌・抗ウイルス作用を持つ菊花や金銀花と香りが強く辛味のある生薬で鼻づまりを解消。膿汁が多ければ敗膿散及湯、頭痛は頂調顆粒を併用。本来は一つにしたいのですが環境やストレスのせいか病態が複雑で処方が多くなります。抗生物質が使われる現代でもあなどれない生薬パワーです。

(『ぱぺる』 2012年4月28日号掲載)


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