「ガンの治療前・中・後の養生」その6『回復期』

手術が無事終わったからといって安心はできません。場合によっては、まだ取りきれていないガン細胞が手術後の体力低下に乗じて転移、増殖する場合があるからです。
ここで漢方薬の出番です。体内に残っているかもしれないガン細胞(邪気という)をたたき、体力の回復を早める(正気という)処方を用います。ガンの転移、再発を防ぐためです。
体力が落ちて食欲がなく、疲れやすいという人には六君子合補中益気湯や十全大補湯を。精神不安、恐怖感などがある人には星火逍遙丸や温胆湯、傷痕が痛んだり転移しやすい人には冠元顆粒や田七人参、出血が多く口が乾く人には麦味散をそれぞれ服用します。
もちろん抗ガン作用のある生薬も併用してもらいます。思ったより早く元気に回復します。

(『ぱぺる』 2010年11月13日号掲載)


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