「ガンの治療前・中・後の養生」その3

西洋医学におけるガン治療の基本は、手術・放射線・抗ガン剤などでガン細胞を取り除くこと。でも、これらの治療で患者さんは体力が低下し、貧血や胃腸障害などの副作用が起きることがありそのため治療が中断してしまうことも。まさに「毒(リスク)を以て毒(ガン)を制す」という療法です。こんな時、患者さんを楽にするために漢方薬を使います。病と闘う人体の力を正気、病気を起こすものを邪気(この場合、ガンと副作用)といい、病気は邪気と正気の闘い。これに勝つために、中国漢方で正気を高めれば邪気を追い払えるという意味の「扶正去邪」という方法を用います。正気を強める漢方薬を補気薬といい、ガン治療にキノコ類や人参、黄耆、補中益気湯、十全大補湯、六君子湯がよく使われるのは正気を高める力があるからです。

(『ぱぺる』 2010年9月25日号掲載)


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