「夏の養生」

今年の夏の特徴は、ジメジメ、つまり湿気が多いこと。湿気が体にまとわりつくと皮膚病や関節痛などに現れてきます。体が重だるいと感じるのも湿気の影響。中国漢方では「脾(消化器系)は湿を嫌い燥を好む」といい、湿気が多い夏は、胃腸に負担がかかりやすくなるので要注意です。
また、脾は「冷え」に弱いので、冷たいものを摂り過ぎると働きが悪化します。この状態が進行すると体に栄養が行き渡らず夏バテに。中国人はこのことを良く知っており、食中毒防止も兼ねて火を通した食べものしか食べませんでしたし、夏でも冷たいものを避けていました。「夏こそ酒は温めて飲むべし」として、味が甘く、発酵しているため整腸作用と疲労回復に最適な甘酒を温めて飲みます。肥満の人が、夏に不調になる理由が分かっていただけたと思います。

(『ぱぺる』 2010年7月24日号掲載)


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