「慢性じんましん」その1

じんましんは、蚊に刺されたときのような痒くて赤い膨らみが体中に生じる病気です。ある刺激が皮膚のマスト細胞からヒスタミンという物質を放出させ、神経に作用して痒みを、皮膚の毛細血管に作用して浮腫を起こします。ヒスタミンの作用は一時的で、通常数時間で発疹は跡形も無く消えます。消えてしまうのが、じんましんの特徴です。ヒスタミンが放出される原因は(1)特定の刺激(食物などのアレルギー反応、寒冷や日光などの物理的刺激や発汗)(2)明らかな刺激や原因がないものの2つ。多くは1カ月以内で治癒する急性じんましんです。1カ月以上治らない場合、慢性じんましんと呼ばれ、発症後の経過が長い人ほど症状も長く続く可能性が高くなります。漢方で治まらないかという相談が多いのはこのタイプです。治療方法は次回以降に。

(『ぱぺる』 2010年5月8日号掲載)


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