「皮膚病」その5「掌蹠膿疱症」1

この病気は掌(手のひら)や蹠(足の裏)に小水疱、次に小膿疱が発症。膿疱は数日で乾燥、黄色調の痂皮に。こうした経過を繰り返して慢性化します。腕、下腿にも現れることがあり、膿疱に細菌が見られません。中国漢方では「湿熱」「熱毒」「血熱」によるものと考えて治療。「湿熱」は水疱、びらん、腫れなどに皮膚の炎症(赤み)を伴います。「熱毒」は皮膚表面の化膿性発疹、局部の赤み、腫れ、熱感など。膿疱、腫れ物、できもの、紅皮症は一例です。「血熱」は皮膚の炎症、つまり赤みの状態で紅斑、紫斑、赤い腫れなど。皮膚の診断後(中国漢方では症状だけで治療可)、治療。「湿熱」は清熱利湿薬、「熱毒」には清熱解毒、「血熱」には清熱涼血薬を用います。皮膚病はこの3つが混合して現れることが多く、慢性化の場合は、なおさらです。

(『ぱぺる』 2010年2月13日号掲載)


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