「アトピー性皮膚炎について」その19

皮膚の赤みとジュクジュク状態の急性期から改善されたら、次は皮膚の再生です。ここからが現代医学にない漢方力の見せ所。この時期は2つに分けられます。
(1)赤いゴワゴワ(苔鮮化)
アトピー▼症状…赤〜紫紅色のゴワゴワとカサカサ(落屑の状態)、きれつ。痒みが激しい。かきむしった跡に出血。この場合は赤みをとって痒みを止め、皮膚を潤す治療。何回か説明してきた清熱涼血剤に皮膚を潤す漢方薬を併用。この基本処方に、赤みが強いときやほてり・のぼせがあるときは、改善する処方をプラス。
(2)カサカサ、ザラザラ(鮫肌)
アトピー▼症状…赤みのないゴワゴワカサカサ状態。ふけのように皮がむける。多数のかきこわし。鮫肌。痒みが強い。治療は肌を潤し、皮膚の再生を計る。痒みを止める。養血潤燥、止痒の働きをもつ漢方薬を用いる。
以上が基本治療法ですが、食欲不振、下痢が多い、痩せているなどの人には胃腸を強化し、皮膚の栄養を補給できるようにします。

(『ぱぺる』 2008年12月20日号掲載)


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