41.更年期障害と中国漢方H「物忘れと更年期」

「最近、物忘れが激しいのよね。認知症かしら」とおっしゃるのはT子さん(57歳)。病院の検査ではどこにも異常はなく、年齢的なものとのこと。中国漢方でどうにかならないかとのことでした。

中国漢方の経験則による「腎は精を蔵し、骨をつかさどり、髄を生じて、脳に通ずる」という考えをご説明申し上げました。

脳の働きは、腎に蓄えられている精(生命を維持する基本的物質)により補給されて活動しています。 精が豊富であれば脳髄はしっかり働くのです。高齢者では精がだんだん不足して、脳髄が欠けていき記憶力が低下してきます。

T子さんには全体の症状を見ながら、同時に、腎精を補い脳を活性化させる漢方薬をお勧めしました。 現在では、いい意味で、物忘れを忘れているようです。

(『 ベターライフみと 』 2008年6月20日号掲載)


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