19.「のどのつまり」その2

 前回、病院での検査では異常のない「のどのつまり」には半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)がよいとお話しました。
 多くの人はこれでよくなるのですが、そうでない場合もあります。  時間がたって、体にのどのつまりの原因である痰に熱が加わった場合です。
 喉のつまりだけでなく、イライラ感や胸苦しさ、不眠、憂鬱感、不安感、人によっては悪夢にうなされたり、幻覚などの症状がみられることもあります。
 さらに、舌をみてみると紅く、黄色い苔がついているのがこのタイプの特徴です。
 処方には熱を冷まし、痰を取り除き、精神を安定させる作用のある星火温胆湯(せいかうんたんとう)を用います。この処方を服用して、いつも咳払いしている認知症の人の症状がずいぶん改善された例があります。

(『 ベターライフみと 』 2007年04月27日号掲載)


≪戻る  閉じる  次へ≫

             Flora Web Site Since 1996 フローラ薬局 All Rights Reserved. Link free
                                                            サイト内に掲載されている全ての画像の無断転載禁じます