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納豆のウソ・ホント

病院や診療所で処方箋を発行してもらい、薬局で薬をうけとる「医薬分業」。茨城県の医薬分業率は60%を超えました。今年の4月からは処方箋に医師の署名があれば、患者さん自身が薬剤師と相談して「ジェネリック医薬品」が選べる制度も始まっています。自分が飲む薬について正しい情報を知り、納得して治療を続けることが、安心で質の高い良い医療につながります。

<問題となった「納豆ダイエット」のテレビ番組内容>

1日2回、朝と夕に1パックずつ、よくかき混ぜて20分放置してから食べると、2週間で体重が減る!  という根拠の無いダイエット情報が流され、問題になりました。番組が根拠として紹介したのは……
1. 納豆のイソフラボンは吸収がよく、効率よく摂取できる食品である。
2. イソフラボンはDHEAという生体内ホルモンを生成する材料である。
3. DHEAはエネルギーを燃やしやすい体にする作用があり、ダイエット効果がある。
ということでしたが、根拠としたデータそのものに、ねつ造があることが発覚しました。

<納豆ダイエットのデータのねつ造によるウソ>

@ 被験者がやせたことを示す3枚の比較写真に、被検者とは無関係の写真を使用
A テンプル大学教授の日本語訳コメントで、内容も含めて実際にはなかった発言を紹介
B 中性脂肪が正常になったという実験結果が紹介されたが、実際にはコレステロール、血糖、中性脂肪の測定は行っていない
C 納豆を朝2パックまとめて食べた場合と、朝晩1パックずつに分けて食べた場合の比較結果に、血中イソフラボンの測定はせず架空のものを使用。
D 被検者のDHEA量を測定し、各年齢の基準値と検査結果を比較したが、実際には検査を行っておらず架空のデータを使用

★ 健康情報(ダイエット食品)の見分け方 ★

1つの結果だけでは効果が証明されるとは限りません。
A:成分は先発品と同じなので、基本的に成分の効き目は同じです。しかし薬の形や製剤方法、添加剤に違いがある場合もあります。ジェネリック医薬品には安いだけでなく、先発品より優れた薬もあります(例えば水なしで薬が溶けるように設計されている等)。ただし、先発品では保険で使用が認められている病気でも、ジェネリック医薬品だと認められていないために処方してもらえない場合もあります。

良く聞かれる【体験者の声】は、健康食品の効果を示す根拠にはなりません。
A:成分は先発品と同じなので、基本的に成分の効き目は同じです。しかし薬の形や製剤方法、添加剤に違いがある場合もあります。ジェネリック医薬品には安いだけでなく、先発品より優れた薬もあります(例えば水なしで薬が溶けるように設計されている等)。ただし、先発品では保険で使用が認められている病気でも、ジェネリック医薬品だと認められていないために処方してもらえない場合もあります。

特にダイエットでは、『これだけやっていれば痩せられる』ということはありえません。
ダイエットには、栄養バランスの取れた食事と、適度な運動が基本となります!

<ダイエットの基本はバランスの良い食生活!!>

食事はバランスが大切です。納豆には、ビタミンCが含まれていないように単品のものだけでは補えない栄養素があるので、「単品ダイエット」は栄養バランスを崩してしまい危険です。そこで、主食・主菜・副菜で足りない栄養素を補いましょう。例えば、野菜は1日に350g、果物は200g摂取する事が望ましいと言われます。(注:疾病をもつ方は医師に出されたエネルギー量に従ってください)

納豆の主な栄養素

・たんぱく質
筋肉や血液など、体の主要な部分を構成するたんぱく質は20種類以上のアミノ酸からできています。その中でも人の体内でつくることの出来ない必須アミノ酸と呼ばれるものがあり、大豆が納豆菌によって発酵されてできた納豆には必須アミノ酸がバランス良く含まれています。

・ビタミンB2
健康な皮膚・髪・爪をつくります。その他に、肌のトラブル・疲れ目・口内炎・疲労回復・肝機能の向上にも有効です。

・ビタミンE
体内の活性酸素を抑制する効果が期待できます。

・ビタミンK2
カルシウムと一緒に働き、骨を丈夫にする効果を高めます。

・カルシウム
骨や歯を形成するとともに、たんぱく質の代謝・ホルモンの分泌・血液の凝固・神経や筋肉の興奮の調節などに関与しています。

・鉄
全身に酸素を運ぶ役割を担っています。不足すると酸欠状態をまねき、貧血・冷え性・疲労倦怠・思考力の低下・発育不全などの悪影響がでてきます。

・食物繊維
便秘の予防・解消に役立ちます。

・リノール酸
身体に良い不飽和脂肪酸です。(コレステロールゼロ)血をサラサラにする作用があります。

・イソフラボン
女性ホルモンに似た働きをもつため、骨粗鬆症を防ぎます。また、食品安全委員会は、大豆イソフラボンアグリコンの一日摂取目安量の上限値を70〜75mg/日、なお日常の生活に加えて、特定保健用食品やサプリメントによる摂取は30mg/日の範囲に収まるように適正にコントロールを行うことができれば安全上問題はないものと考えるとしています。

・リノール酸
身体に良い不飽和脂肪酸です。(コレステロールゼロ)血をサラサラにする作用があります。

・ナットウキナーゼ
大豆を納豆菌で発酵させることによって生まれる酵素です。心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす要因とされている血栓(血管の中にできる血のかたまり)を溶かす働きがあります。

・ムチン質
ネバネバのことです。肌を潤す効果があるため、若々しい肌をつくります。その他に、たんぱく質の吸収を助ける作用があり、胃壁を保護して胃潰瘍・胃炎を予防してくれます。

「ワーファリンというお薬を飲んでいる人は、納豆を控えましょう」

納豆のビタミンKは、ワーファリンという血を固まりにくくするお薬の効果を弱めてしまいます。1食分の納豆でも効果が弱まってしまうので注意が必要です。(他の薬との飲み合わせは、心配要りません)

<納豆に合う薬味でさらにおいしく>

卵・ネギ・しょうが・みょうが・しそ・梅干・ごま・削り節・ちりめんじゃこ・めかぶ・山芋
※梅干・ちりめんじゃこなどは塩分があるので、しょうゆやタレは控えめにしましょう。

<茨城で納豆を長年研究開発してきた患者様(関康治さん)からのコメント>

納豆を長年研究してきたが、納豆だけでダイエット効果があるのは、おかしい報道だと思った。ただし、納豆はアミノ酸バランスに優れていて、卵1個足すと全ての必須アミノ酸がまかなえる良い食品なので、健康に役立ててもらいたいと思います。

お薬や食事のことについてご質問があるときは、お気軽にフローラ薬局の薬剤師・栄養士までお尋ね下さい。

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