今話題の食品・サプリメントを探る!第2弾!

テレビや雑誌で話題の食品やサプリメント、薬との飲み合わせ等について、フローラの薬剤師と栄養士が調査し、皆さんの疑問にお答えするコーナーです。今回は、実際に質問があったグレーフフルーツ(果物)と薬の飲み合わせについてお答えします。

質問:先日のテレビ番組(「たけしの本当は怖い 家庭の医学」)で放映されたグレープフルーツジュースとワーファリン(血栓症予防薬)との飲み合わせで、死亡したというのは本当?

答え:この組み合わせによって、危険な相互作用を招いたという報告はありませんし、もちろん死亡例の事実もありません。ワーファリンを服用中の患者様は、自己判断で中止せずに安心して服用を続けてください。

ただし、薬によっては、グレープフルーツジュースとの飲み合わせによって、薬の効き目が強まるものがあることが知られています。原因としては、グレープフルーツに含まれる成分が、薬を代謝(解毒)する働きを妨げてしまい、体に長く留まってしまうためと考えられています。このような飲み合わせを起こす薬は、2004年7月現在で新薬も含めると以下の26種類あることが知られています。代表的なのは、Ca拮抗剤といわれる種類の血圧降下薬ですが、あてはまる薬は全体のごくわずかです。あなたの飲んでいる薬の名前がこの中にありますか?

<グレープフルーツジュースと飲み合わせの悪い薬> 一般名(商品名)
血圧降下薬Ca拮抗剤:ニフェジピン(アダラート他)、ニソルジピン(バイミカード)、フェロジピン(ムノバール)、シルニジピン(アテレック)、ベニジピン(コニール)、マニジピン(カルスロット)、ニカルジピン(ペルジピン、ラジストミン他)、ニトレンジピン(バイロテンシン)、ベラパミル(ワソラン)、エホニジピン(ランデル)、ニルバジピン(ニバジール)、バルニジピン(ヒポカ)、アラニジピン(サプレスタ)、アゼルニジピン(カルブロック)  高脂血症薬:シンバスタチン(リポバス、リポラ他)、血栓症の薬:シロスタゾール(プレタール、シロステート他)、精神神経系の薬:カルバマゼピン(テグレトール)、ピモジド(オーラップ)、偏頭痛の薬:臭化水素酸エレトリプタン(レルパックス)、抗マラリア薬:メフロキン(メファキン)、抗ウイルス薬:サキナビル(インビラーゼ)免疫反応を抑える薬:シクロスポリン(ネーラル他)、タクロリムス(プログラフ)、抗がん剤:イリノテカン(カンプト注)、ゲフィチニブ(イレッサ)、イマチニブ(グリベック)


もし、血圧の薬であてはまる場合は、飲み合わせにより血圧の薬が効きすぎて、フラフラしたり、胸がドキドキしたり、頭が痛くなったりする可能性があるので、グレープフルーツジュースは控えましょう。ジュースだけでなく、グレープフルーツの果肉そのもの、熊本産のザボンの1種「晩白柚(バンペイユ)」にも、少ないながらその可能性があるようです。ただし、みかんやバレンシアオレンジ、レモン、カボスなど他の柑橘類には、飲み合わせの悪い成分は含まれていませんので、心配いりません。薬の相互作用や副作用は、怖がるものではなく、飲む前に良く聞いて、正しく使えば防げるものです。まず、自分が飲む薬の名前を知り、お薬手帳に記録をつけておき、他に飲む薬や健康食品があるときは、飲み合わせは大丈夫かをぜひ薬剤師に聞いてくださいね。「薬は、聞くが、効く」です。


秋の果物のカロリーは?
ビタミン豊富な旬の果物 1単位を守っておいしく食べましょう!



果物の甘味は、「果糖」という「単純糖質」(砂糖もこの仲間です)でできています。この糖質は、消化吸収に時間がかからないので、同じカロリーでも、ご飯のような「複雑糖質」に比べて、すぐに血糖値を上げてしまう性質をもっています。最近の果物は、特に糖度が高いので食べ過ぎないようにしましょう。糖度の高いジャムや缶詰に比べ、旬の果物は、量さえ守れば、ビタミンの補給に良い食品ですよ。

おまけクイズ 【質問】
栗とさつまいもそれぞれ1単位(80kcal)の量は、どのくらいでしょう?

答えはこのページの最下段にあります。



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