第2回 「更年期障害」 日ごろからの養生を大事にしよう!

老化した卵巣から女性ホルモンの分泌が減少、一方で反応の鈍くなった卵巣を何とかしようとがんばる脳。これらのアンバランスが自律神経にもおよび、さまざまな症状となって現れるのが更年期障害です。更年期対策には、若いころからの気配りdがとても大事。以下、どのように迎えたらいいのか、またその時期をどのように過ごせばいいのか、見ていきましょう。

 

「更年期障害」 日ごろからの養生を大事にしよう!    水戸・フローラ薬局代表/国際中医師 薬剤師 篠原泰友

 

老化した卵巣から女性ホルモンの分泌が減少、一方で反応の鈍くなった卵巣を何とかしようとがんばる脳。これらのアンバランスが自律神経にもおよび、さまざまな症状となって現れるのが更年期障害です。更年期対策には、若いころからの気配りがとても大事。以下、どのように迎えたらいいのか、またその時期をどのように過ごせばいいのか、見ていきましょう。

●自分の状態を客観的に把握

女性は七の倍数でからだの変化が起きるといいます。 例えば7×2=14で初潮といったように(図参照)。 そうなると閉経は7×7=49で、49歳前後ということに。 しかし実際には、35歳ごろから卵巣の機能低下、骨量の 減少が見られてきます。 そこで、更年期対策には、若いときからの養生がとても大事になるのです。そして、いざ更年期になったとき、今度は 自分のために生きる時期です。いかにしたら、快適な生活を送れるか、考えてみましょう。 まず、自分の状況をしっかりと把握することが大事です。 何か症状があった場合、年齢からいって更年期障害かと 思っていても、他の病気である可能性もあります。 必ず産婦人科を受診しましょう。 その上で、更年期障害と診断されたら、よくその病気を 理解してください。更年期に関する本がたくさん出版されています。 病気を理解する前向きな姿勢があれば、不安は少なくなり、 治療もしやすくなるわけです。治療としては、更年期障害がホルモン分泌の不足により起こることから、最近ではHRT (ホルモン補充治療)が注目されています。しかし、誰にでも いいというわけではなく、乳がんや子宮体がんの既往歴のある 人や肝臓が悪い人、子宮内膜症や子宮筋腫のある人、 女性ホルモンの影響で起こる病気、例えば血栓症や高血圧 などが心配な人は注意が必要です。 また、HRTはホルモン不足による症状にはよくても、自律神経系からくる症状については効果が弱いといわれています。 こんなときには、漢方薬を上手に利用しましょう。ホルモンの調節と自律神経の安定、両方に活躍します。漢方にくわしい病院やおクスリ屋さんでご相談を。きっとあなたにぴったりの漢方薬を選んでくれるはずです。

 

女性は7の倍数でからだに変化が

7×2=14  初潮
7×4=28  女盛り
7×5=35  老化の始まり
7×7=49  閉経、更年期

 

●生活上の注意点

食事の面では、和食を心掛けてください。閉経すると動脈硬化やコレステロールが見られやすくなることから、和食が望まれます。中でも、カルシウムの多い物、大豆製品は多めにとりましょう。カルシウムは、骨粗しょう症予防のために、若いうちからとっておいてください。また大豆には天然の女性ホルモンがたくさん含まれています。欧米人に比べて、日本人は更年期の症状が少ないそうですが、それは日本人が大豆食品を多くとっているからだとか。中国医学では、ホルモンと関係があるのは、”腎”だとしています。ここに含まれる腎精から、エネルギーが生まれ、またホルモンも作られるのです。”腎”を養う食べ物としては、色が黒い、ネバネバ、ぬるぬるがキーワード。山芋や黒胡麻、海草や納豆などがいいですね。そして、血液をさらさらにする青い背の魚を、季節に応じてとりましょう。毎日とってください。適度な運動も大事。特にウォーキングがいいでしょう。からだを動かすことは血行をよくして筋力をつけ、骨の強化にもなります。ストレス解消にもなりますので、無理をしない程度に、毎日歩くことがお勧めです。



-漢方講座メインページに戻る-

Flora Web Site Since1996. フローラ薬局 All Rights Reserved. Link free
サイト内に掲載されている全ての画像の無断転載禁じます。