「不妊症と中国漢方」99
不正出血 その9
黄体期出血について 1
生理の始まる 2 、 3 日前、人によっては7日前位から少量の出血がみられます。これは、プロゲストロン、エストロゲンの一過性低下によるもので、子宮内膜が充分に育たない場合も多くあります。不正出血の相談でよくみられるタイプです。他に原因のない機能性子宮出血の多くは、視床下部|下垂体|卵巣系機能異常にともなう内分泌異常により引き起こされ、これを中国漢方で考えるならば、生殖ホルモン系のコントロールタワーである腎の働きが低下したと言えます。さらに、高温期を維持するだけのパワーや出血が起こらないようにするパワーである気の不足も考えられます。気の不足によっておこる出血は、色が薄い、あるいは茶色っぽくだらだらと続くのが特長です。人間の体には、血が外にもれないようにする力 ( 気の固摂作用 ) が本来備わっているのですが、これが不足すると不正出血となるのです。気の不足は、過労や頭の使いすぎ、睡眠不足、胃腸の働きの低下で気を作ることができずに起こります。  基礎体温表では高温期が低く短い、時に、0・ 3 ℃以上の落差がみられるのも特長です。補腎薬・補気薬の併用が治療のポイント。しっかりとしたからだ作りが妊娠・出産への王道です。

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