「不妊症と中国漢方」97
不正性器出血 その7

排卵期出血について 2
  ホルモンのアンバランスからおこる不正出血の治療には、補腎薬を使うのが中国漢方の特長。なぜなら、視床下部−下垂体−卵巣系の働きを良くし、ホルモンを補充することがポイントで、この一連の働きは腎の作用としているからです。ここが西洋医学と違うところです。
  腎には腎陰という体に必要な基礎物質 ( 精血 ) と腎陽という体を動かすエネルギーの2つがあります。不妊や排卵期の出血は、この腎陰と腎陽の不足が原因で起こっているのです。次のような症状がみられたら、腎の強化が大事と考えてください。
■腎陰虚の場合
・体を潤す力と栄養の補給不足がみられるのが特長です。
・超音波検査で排卵はあるが卵胞が小さい。うまく育たない
・頸管粘液が少ない | フーナーテストがよくない
・おりものが少ない | 本来ならピーク時には 15 aくらいのびる。期間も少ない
・基礎体温の低温相がやや高い
・子宮内膜が厚くならない
以上の症状がいくつか見られたらそれは腎陰が不足し、体内に栄養や潤いがないからと考えられます。理由がわかったら次は治療。漢方の得意分野です。

次回も続きます。

 


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