「不妊症と中国漢方」95
不正性器出血 その5

( 1 ) 月経後の卵胞期に出血
前回の?血に続いて今回は血熱(けつねつ)についてです。昔の人は、体内に熱があると血管の中を流れている血液が血管外に溢れ、出血の原因になると考えていました。月経の周期が 24 日以内に早まるのもその例です。その原因として、外部からの熱刺激、精神的抑鬱、辛いものや濃い味を好むなどの環境的日常生活の方面などから起こりやすくなります。症状は次の通りです。出血量は少なく、色は鮮やかな紅で粘稠(熱の状態を現す)です。熱により脳が興奮しイライラしやすくなります。その他、口の渇き、手足のほてり、便秘の症状も見られます。基礎体温は全体的に高めで、人によっては高温期と低温期の差は 0 、 5 ℃を越える人もいます。当然、体温が高すぎれば低温期に卵がじっくりと成長しにくく、高温期にも着床しにくくなります。この場合には、治療は体内を潤しながら、過剰な熱を取り除く「滋陰降火法」を用いて治療を行います。止血と同時に月経の調節がスムーズに行われます。
次回は排卵期における出血についてです。


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