不妊症と中国漢方」86
基礎体温表について その3

 高プロラクチン血症になると乳汁分泌、乳脹、生理不順などの症状が見られます。卵胞の発育と排卵を阻害し、黄体機能の低下を導き、不妊・不育の原因ともなります。もし心当たりがあるなら、早めに検査をしましょう。
 中国では、治療薬に炒麦芽を用います。これは、皮付きの麦を発芽させ弱火で軽く炒り、1日30〜50g位を煎じてお茶代わりに飲みます。結構これが面倒くさく、よほどの人でないと長続きしませんでしたが、現在は粉末状のエキス剤が市販されてとても便利になりました。
 前号で乳汁の色で治療の方法を変えるとお話しました。もし、乳汁が出ていたらその色を見てください。白ですか?それとも黄色ですか?中国漢方では、症状の判断で寒熱を見極める方法があります。例えば、風邪を引いたときの尿や鼻水や痰の色。黄色は体内に熱がある証拠。白や透明はその反対、寒の状態です。
 炒麦芽の性質は平。つまりどちらでもないので、基本薬として他の薬と併用して使うことが出来ます。使用上のポイントは次の通り。
●1日9g。朝3g、就寝前6g服用。これはプロラクチンが夜に多く分泌されるからです。
●毎日服用ですが、生理中はお休みしてもよいでしょう。飲まない日があったほうが気分的にも楽ですから。
●卵胞期から排卵期は絶対手を抜かないで。卵胞の成長と排卵に役立つからです。黄体期の胸の脹りを改善するのにもOKです。

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