不妊症と中国漢方」85
基礎体温表について その2

 前回も説明したように、基礎体温表で上下の幅が大きく波動が激しいタイプは、ストレスが原因で起こる高プロラクチン血症の可能性も考えられます。
 プロラクチンは、赤ちゃんを産んだときに乳汁分泌を促す重要なホルモンなのですが、同時に排卵や月経を抑える作用もあり、妊娠を望む方にはあまり高くないほうが良いのです。人によっては、乳汁が分泌されることもあります。もし、妊娠中や産後、母乳をあげているときでもないのに乳汁が出るようであれば、お医者さんに相談してください。というのは、脳下垂体に腫瘍が出来てプロラクチンが過剰に分泌されることがあるからです。治療にはパーロテルやテルロンなどが良く使われます。この薬を服用すると無排卵もしくは排卵しにくい方の多くに排卵が起こり、妊娠しやすくなっていきます。
 問題は副作用。頭痛、めまい、吐き気、便秘などの症状が一部の方ですが起こります。私自身が服用したところ、軽い頭痛と吐き気に見舞われました。例えて言うなら、軽い二日酔いというところでしょうか。
 これを我慢しなければならない女性は大変だなと思いました。そして考えました。この副作用がどうしても耐えられない方にはどうしたらよいのか。ありました。中国漢方に。中国では昔から、断乳に炒麦芽を使用しており、これを高プロラクチン血症に用いたところ、副作用もなく効果が出たそうです。ただこれを用いればいいのではありません。体質に合わせて使い分ける必要があります。それは、乳汁の色です。
 詳しくは次回に。

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