「不妊症と中国漢方」74
「不妊と生理痛」その9

「当帰入りシロップ製剤」3
今回も華中科技大学同済医学院の曾教授の「当帰入りシロップ剤」についての基礎薬理研究の成果についてご報告します。 〔子宮・卵巣に対する影響〕 ネズミを使った実験では、当帰入りシロップ剤を与えたグループでは卵巣の発育状態および子宮内膜の増殖状態が顕著に改善された。 〔排卵誘発剤であるクロミッド使用後の子宮内膜への作用〕 この薬品を使用すると人により排卵前に頸管粘膜が減少や子宮内膜の増殖障害、月経血の減少がまれにおこりますが、当帰入りシロップ剤を与えたグループでは子宮内膜の上皮層が明らかに増殖し、分泌腺も数多くみられた。 以上のことから、卵巣の働きや子宮内膜の増殖、頸管粘膜の分泌不足改善には当帰入りシロップ剤は有効であることがわかりました。卵の発育がよくない、子宮内膜がなかなか厚くならない、排卵期におりもののようなものが少ないという人には基本となる処方です。実際に使用してすぐにわかるのは、排卵前の頸管粘膜の増加と乾燥肌、便秘の改善。これらはどれも自覚症状で確認できるものばかり。これらが見えてきたら効いている証拠。
漢方薬を飲んでみたいが迷っている人は、@試飲をする(自分の体に合うかどうかの確認、体の反応に素直に耳を傾けられるかどうか)。A1〜3ヶ月程、この処方だけで試してみる(必ず、基礎体温表をつける)。その後、自分の体質に合わせた処方を併用する。予算は服用方法にもよるが1日二〇〇円程度。


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