「不妊症と中国漢方」73
「不妊と生理痛」その8

「当帰入りシロップ製剤」2
女性の宝とも言われる当帰。それを服用しやすくした「当帰入りのシロップ製剤」。甘くて飲みやすいと体験者が語る、その味が月経周期の変化に応じて違ってくることが分かりました。最初は気のせいだと思っていたのですが、中国の華中科技大学同済医学院の曾教授による「当帰入りのシロップ製剤」の基礎薬理研究で、謎が解けました。これはラットに対する実験ですが、間脳・下垂体・卵巣系のホルモン分泌において、「当帰入りのシロップ製剤」の投与により卵胞刺激ホルモン(FSH)・黄体化ホルモン(LH)・黄体ホルモン(P)の産生促進度が変わるのだそうです。FSHは投与量が多いとき、Pは少ないとき、LHは多少に関わらず促進したそうです。つまり、FSHとLHが卵胞の発育と排卵を調節する時期は多めに、高温期になりP優位のときは少なめに投与するのが望ましいのです。  前回お話したYさんは、低温期には多く、高温期には少なめに飲むのが美味しい、と言っていました。味については、そんなに多くの人に確認したわけではないので絶対的ではないのですが、ひとつ言えることは、体は正直に体内の状態を外へ発信しているということです。Yさんは、それを味覚で感知し、本能的に摂取量を調整していたのです。  また、教授のそのほかの実験から、「当帰入りのシロップ製剤」には血液循環作用と体を温める作用があることが分かりました。これも、低温期は多めに高温期は少なめに、ということにつながっているのかもしれません。  次回も続きます。


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