「不妊症と中国漢方」71
[不妊と生理痛]その6 「冷えでおこる生理痛」

冷えからくる生理痛には、黒っぽい出血や塊、下腹部や腰の冷え、月経周期の変調を伴う事が多く見られます。こんな時に中国漢方では、セリ科の当帰を用います。温めて血行をよくし、痛みを止めるからです。「女性を診たら妊娠を疑え」というのは西洋医学。中国漢方では「女性を診たら当帰を使え」というくらい、婦人病には多く使用されています。中国では昔、子供ができない女性は実家に帰させられました。その時に母親は娘に、山から当帰を採取し煎じて飲ませました。当帰のもつ作用で体内に栄養豊富な血がめぐって顔色や肌艶がよくなり、月経も整い、美人に。現代風に言うとナイスバディ。それを耳にした夫が妻を迎えに行き、その後しばらくしてかわいい赤ちゃんに恵まれたとのこと。このことから、中国の女性は昔から当帰のことを「女性の宝・美容の秘薬」とよんでいるのだそうです。その名残りか、現在でも中国のある地方では、当帰入りのドライシロップが女性に人気だとか。黒砂糖入りで甘く美味しいので飲みやすく、すぐに体が温まり、身体中の血の流れがよくなっているのが実感できます。漢方薬ってこんなに早く効くのって思う瞬間です。黒砂糖には血の流れをよくする、温める、痛みを止める作用があり、また元気をつけて疲れをとります。不思議なことに、この美味といわれているものでも体質に合わないとまずく感じます。好きなケーキの1個目と10個目の味といったらわかるでしょうか。ですから、私は最初に必ず飲んでいただきます。そしてまずく感じなかったらOK。妊娠する前の妊娠しやすい体内環境作り。これを忘れてはなりません。


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