「不妊症と中国漢方」69
[不妊と生理痛]その4 「冷えでおこる生理痛」

たかが冷え症とあなどってはいませんか。冷えによる生理痛は第一段階。放っておくと、生理不順(低温期が長く、周期が遅れ気味となる)そして、不妊へとつながっていきますよ。中国漢方では、寒さが体に悪さをするのを寒邪といい、冷やす、流れを止める、収縮するという3つの性質を持ちます。ですから、冷えによる生理痛のメカニズムは、寒邪→冷え→流れが止まる(骨盤内の血行が悪化してうっ血がおこる。外部へも出にくくなる)→要らない血を無理にだそうと子宮が強く収縮する→痛みが更にひどくなる。これが卵であれば、発育が悪くなる、卵管内をスムーズに移動できなくなる。当然、子宮内膜への血の巡りも低下し受精だけでなく着床にも影響を及ぼします。もし、生理のとき下腹部が冷える、温めると痛みが楽になる、冬より夏のほうが痛みが楽、黒い塊が出るといった症状が見られたら要注意。生理中は体を冷やさないように、食べ物から服装まで注意しましょう。Kさんは、娘さんの冷えからくる生理痛を治したお母さんです。短いスカート。たくさん飲まなければならない鎮痛剤。これは何かおかしい、と感じて何か良い方法はないかと相談に見えました。痛みの原因は何か。まず第一にすることは原因を知るために婦人科医の診察を受けること。彼女に特別異常は見られなかったので、中国漢方による治療を開始しました。もちろん、治療方法は温める・ゆるめる・流れを良くするの3つ。用いるのは、カイロ・棒灸・耳つぼ・漢方薬。初回は私の治療を見て覚え、次からはお母さんが主治医。最初は慣れないもどかしさでつらいようでしたが、そこは母親。子を思う気持ちが名人の道へ。今では娘さんから絶対の信頼を得ています。詳しくは次回に。


≪戻る  閉じる 次へ≫

             Flora Web Site Since2002.January フローラ薬局 1996 All Rights Reserved. Link free
                                                            サイト内に掲載されている全ての画像の無断転載禁じます