「不妊症と中国漢方」65
[不妊と生理痛] その1 

私が漢方の指導を受けている中国人のお医者さんの話によると、日本女性には生理痛の人が多く、しかも、それを当たり前だと勘違いして我慢するか、安易に鎮痛剤に頼るかのどちらかだそうです。西洋医学では、その原因として子宮内膜症や子宮筋腫、子宮発育不良などの器質的なものとホルモンのアンバランスなどからくる機能性のもの、そして心因性のものを挙げています。たがが生理痛、みんなもあるはずなどと軽く考えず、痛みがひどい場合は必ず、お医者さんの診察を受けるようにして下さい。特に、30歳を過ぎてからひどくなった方は要注意です。中国漢方では生理痛について「通じざれば即ち痛む」という理論を重視しています。生理の出血があるのは、次の妊娠に備えて、不要になった子宮内膜やホルモンなどをきれいに排出させるためです。それがうまく行われず、血の流れが滞ったために警告反応として痛みを起こしているのです。つまり、体内の悲鳴なのです。「通じれば痛まず」という中国漢方の原則に基づいて血の流れをスムーズに行うことが治療の早道となります。 このことから考えると、市販の鎮痛剤の多くは血管を収縮して血流を悪くするので、中国漢方では本当に必要なとき以外はおすすめしていません。もし使う場合でも血流を良くする漢方薬を併用して鎮痛剤の欠点を補うようにします。もちろん、漢方薬単独でも多くの痛みは取れ、同時に血の塊もなくなるので生理はこんなにも快適なものかと多くの方に喜ばれています。次回は、その原因と治療方法についてです。


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