「不妊症と中国漢方」63
[西洋医学と中国漢方] その6 hMG|hCG療法と中国漢方

今回は、前々号の続きで、MG|hCG療法における基礎体温表についてご説明します。hMG|hCG療法中の基礎体温は次のような特徴が見られます。@卵胞期が短くなるA高温期と低温期の温度差0.5℃以上B高温期は14日間を超えるC月経中に一時的に体温上昇が見られるD全体の基礎体温はギザギザで不安定 ではまず、月経が起こる流れを見てみましょう。(西洋医学) 視床下部→脳下垂体→卵巣→子宮→月経 (中国漢方) 腎→腎気→天癸→胞宮→月事 このように言葉は違いますが理論は同じです。西洋医学における視床下部・脳下垂体の作用は、中国漢方では腎・腎気にあたります。西洋医学では、腎を泌尿器科系としていますが、中国漢方では生殖器・ホルモン系をも含んでいるとみているのです。そして、不妊の原因を腎の働きの低下つまり、腎虚によるものと考えています。もちろん卵の発育が悪いのも腎虚が関係しています。hMG|hCG療法により、腎気が異常に活発になり、その結果、短時間に大量の天癸(腎気つまり下垂体から刺激を受けて生殖を促進する物質いわゆるホルモン)が分泌されます。その結果、卵が適度に増大されます。しかし、形は大きくなっても体に無理をかけていますので卵は思ったより成長しません。卵が多く取れてももどしがあまりできないのは、このあたりに理由があります。次回も続きます。


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