「不妊症と中国漢方」55
[流産予防について] その3

前回も説明しましたように流産の予防には次の3点が重要です。@ 腎の機能を高める。A 気のめぐりをよくする。B 血のめぐりをよくする。@の腎の機能を高めると、ホルモン系と生殖器系、免疫系の働きが良くなります。不妊の根本原因は生殖器系のおおもとである腎の機能低下なので、これは重要です。体のエネルギーや栄養のもとである気血は腎に濃縮して蓄えられ、必要に応じて気血に変化して体を維持しています。ホルモンの不調、卵の育成が良くない、腰痛などは腎虚の典型的な症状。流産を起こしやすい人はまず、腎を強化しましょう。中国には、腎を強化する薬がたくさんあります。効き目は服用した人だけが分かること。自分で効果の程を実感してください。Aの気が不足すると、受精卵や胎児が子宮内で留まることが出来ず下りてしまう、いわゆる切迫流産を引き起こします。よく、子宮口が開いて流早産してしまうことがありますが、それも気の不足によるものです。西洋医学では、子宮頚管縫縮術を行い、おちないようにしますが、中国漢方では補気薬を用いて子宮の頚管が正常になるようにします。また、この時には補腎薬も必要です。高温期に0.2℃以上ある人、不正出血がみられる人、胃下垂、子宮下垂などの人、日頃疲れやすく朝なかなか起きられない人、低温期が長く続き高温期になりにくい人、全体的に低体温の人などは気の不足が考えられるので注意が必要です。Bの血については次回。


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