「不妊症と中国漢方」54
[流産予防について] その2

人間として完璧に成長していくためには、正常な超スーパーエリート精子と超スーパーエリート卵子が結合し、受精卵が住みよい子宮内膜があること、その受精卵を母親が異物として判断せずに受け入れることが重要です。残念ながら、当薬局を訪れる方の中には、どうしても妊娠=出産にならない方がいます。 これを中国漢方の立場で考えると泌尿器・生殖器・免疫・ホルモン系の作用と関係する腎がうまく働いていないといえます。もう少し詳しく説明しましょう。女性の月経の起こるメカニズムは、西洋医学では次のようになります。視床下部→下垂体→卵巣→子宮→月経 これを中国医学では、腎→腎気→天癸→胞宮→月事と表現されます。女性は、腎の働きが旺盛であれば、西洋医学で言うホルモンの分泌・調整がスムーズに行われ、月経・妊娠・出産となるのです。妊娠は、月経の来潮の停止ですから、月経血とともに排出される体のエネルギーや栄養の基となる気血は、胎児の成長・発育にその働きを向けます。中国漢方では、「気血が充実していれば、胎児を血で養い、気で載せて流産することなく、胎児は正常に成長発育することができる」と考えているのです。 以上のことから、長い間、不妊治療を行っていた方は、基本的には腎の弱まり、つまり、腎虚という状態のうえに気血の不調和が重なっていますので、めでたく妊娠が判明した時点で、夢を実現するために、速やかに妊娠を継続するための、中国漢方・流産予防法を実行してほしいのです。 実際には、次の3点をポイントにおいた漢方薬を服用してもらいます。@ 腎の機能を高める。A 気のめぐりをよくする。B 血のめぐりをよくする。詳しくは次回に続きます。

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