「不妊症と中国漢方」48
[高温期と基礎体温表]@

高温期の基礎体温で見られる異常なタイプは次の通りです。@高温期が短いA高温期が低い B高温期に温度の陥没が見られる C緩慢下降(高温期から低温期にかけて)これらは黄体機能不全によるもので、診断基準としては次のようなものが挙げられます。 ・高温期の持続/12日未満 ・高温期と低温期の温度差/0.3℃以内 ・子宮内膜の厚さ/8mm以内 ・高温期の不安定/高温期の高低の変動が0.2℃以上 さらに、経膣超音波診断・血中プロゲステロン測定・子宮内膜組織診断などで分かりますので、必ず、病院の検査を受けましょう。  中国漢方では高温期の異常体温について次のように考えています。  生殖活動に関与するのは、視床下部・脳下垂体・卵巣のルートと関係の深い「腎」です。「腎」には「精」という生命エネルギーが蓄えられており、これが精子・卵子のもとになったり、ホルモン系の調節を行っています。高温期が長く続かない、高くならないというのは、この「腎」の陽気(体を温めて機能を高める働き)が不足している状態と考えられます。これを腎陽虚とよびます。先天的な虚弱、外部からの冷気、過労、冷たいものの取りすぎなどで元々体が冷えているのに、さらに体を冷やすような日常生活をしていることが原因。特に生理中の養生には注意が必要。  高温期の途中で、すっと体温が下降してしまうのは体温を維持するためのパワーが不足しているためです。このような方たちは、冷えを自覚していることが多いのですが、中には、全く自覚が無く、治療を始めて体が温まり、自分は冷え性なんだと気づいた人もいます。  次回も続きます。

≪戻る  閉じる  次へ≫

             Flora Web Site Since2002.January フローラ薬局 1996 All Rights Reserved. Link free
                                                            サイト内に掲載されている全ての画像の無断転載禁じます