「不妊症と中国漢方」47
[排卵障害と基礎体温表]B

<元気不足タイプ>
元気不足の人も当然、低温期から高温期へスムーズに移行しません。体温をスムーズに上げるパワーが不足しているからです。これを中国漢方では「気虚」とよんでいます。もちろん、日頃から低体温です。高温期が短い、高温期の途中で一時的に体温が下がることがあるのも、このタイプの特徴です。さらに、疲れやすい、だるい(特に夕方)、話をするのがおっくうという症状に加え、体の部位が下がる傾向にあります。乳房、胃、子宮、腎臓、お尻、下腹部など。もし今、あなたがポッコリお腹で悩んでいるとしたら、それは西洋医学では運動不足、老化による筋力の低下と説明しますが、中国医学では気が不足したせいと考えます。切迫流産も気虚が原因の一つ。無理なダイエットで体力が落ちている人も同様です。体脂肪が17%以下の人は妊娠しにくく、20〜22%の体脂肪が必要。やせすぎの方は、ある程度体重を増やしましょう。このタイプの生活養生は気を補い、体に活力を与えること。「食事」主食は米。胃腸を強化し、元気を出す作用があります。副食も含めて温かいものをとるように。「生活」体を動かしましょう。ただし、気持ちの良い疲れ、夜が良く眠れる、朝に疲れが残らない程度で。「漢方薬」補気薬を用います。これは、高温期に体温が下がらないようにする処方でもあります。補気薬の中でも黄耆という生薬の配合された処方には、免疫力パワーアップの効果があり、花粉症や免疫性不妊に応用されています。今年も昨年同様、症状が緩和された方が多くいることでしょう。

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