「不妊症と中国漢方」46
[排卵障害と基礎体温表]A

前号で説明したように、冷えから起こる排卵障害には、体を温める原動力である「陽気」というエネルギーを補うことが重要です。「補腎生血薬」を中心に用い、日常生活では体を冷やさず、よく動かすことを心掛けましょう。低温期が長すぎる、高温期が短い、高くならないという人は、陽気不足と考えられます。卵がよく育たなく、人工授精や体外受精を何度受けてもうまくいかない方は特に注意。「イライラタイプ」このタイプの体温は低温期から高温期になるのに4日以上かかる、つまり、いつ排卵したかわからない。また、低温期と高温期の温度差があまりなく、低温期・高温期ともに温度差が激しい波形になることもある。高プロラクチン症や自律神経系の異常のあるときに、この形が見られることが多いので注意が必要。これは、体温の調節をスムーズに行う気の流れが滞って起こることが多く、ストレス過多の人によく見られる。当然、不妊症の治療をしている人にも。イライラ、怒りっぽい、落ち込みが激しい、生理前に胸が張る、顔や手がむくむなどといった症状を伴うことが多い。気の巡りの滞りは、血の巡りに影響を与える。低温期から高温期にかけて階段状に上昇していくのは、この状態を示す。頭に血が上って頭痛がしたり、肩こりがひどくなるときには要注意。養生法は、1日30分のリラックスタイム。菊花茶やシベリア人参茶、香ロゼ茶を飲みながら。そして、ストレッチで体を動かしましょう。「疏肝茶」を中心に服用。麦芽を併用すると、高プロラクチン症の改善に役立ちます。

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