「不妊症と中国漢方」45
[排卵障害と基礎体温表]

排卵障害は基礎体温表からも判断できることがあります。まず自分の基礎体温表を見て下さい。低温期から高温期への移行に何日かかっていますか。一般的には三日。それ以上の場合、排卵異常か黄体機能不全が考えられます。中国漢方では、このような時、体の調子をお尋ねします。体温上昇緩慢タイプには、冷え・元気不足・イライラなどの症状がある人に多く見られるからです。私が毎回必ず基礎体温表をご持参いただくのは、西洋医学の立場からだけでなく、中国漢方の視点からも個人の体の状態を把握し、治療原則を確認したいからです。次に、タイプ別治療法をご紹介します。
●「冷えタイプ」
体を温める原動力となる「陽気」というエネルギーの不足で体の機能が低下したり、血の流れが悪くなったりしている状態です。そのため、卵がうまく作れなかったり、排卵する力や体温を上げる力がなかったりします。生まれつきや日常生活の不摂生が原因で起こり、体の冷え・むくみ・夜間のトイレ・腰痛・性欲低下・寒がりなどの症状が見られます。養生は体を温めること。生もの、果物類はなるべく控えて体を温める食べ物を。特に生理中は気をつけたい。健康の基本は「頭寒足熱」。中国漢方では「冷えは足元から」という考えがあります。薄着はせず、特に下半身は冷やさないように。冷たい血液が子宮を冷やし、機能が低下して不妊の原因となるのです。最近、若い人の間でノーパンノーブラが流行っているそうですが、以上の理由からノーパンはお薦めできません。

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