〔排卵期と男性不妊〕
亭主が憎くて憎くてしょうがない。でも、その亭主の子供を欲しい私。私っていったい何なのと冗談めかしてこぼすY子さん(32歳)。Y子さんのご主人は精子の数が少なめで、運動率も38%(WHOでは50%以上を正常とする)。奥さんの方には検査で問題はありませんでした。男性側の不妊治療で考えるべきことは物質面(精子の数や精液の量)と機能面(勃起力、持続力、精子の運動量)の2面の増強にあります。中国漢方では物質面を陰血、機能面を陽気と考え、この陰陽のバランスを整えることが男性不妊治療の原則だとしています。昔、中国を支配していた皇帝たちは、長い歴史のなかでいかに自分の優れた遺伝子を持つ子供を作るか苦心していました。自分の健康と子宝に恵まれるため漢方薬の開発に努め、その結果、たくさん作られました。その時のキーワードは「同物同治」という中国漢方理論。動物の睾丸や陰茎、腎臓などの部分を薬のなかに配合したのです。これらは、男性ホルモン作用に優れた効果を発揮し、男性が男性として生きることに自信を持たせてくれたのでした。効果があれば、なんでもOKという中国人の合理的な考え方には驚かされます。これらの漢方薬は今では世界中で愛用、日本には医薬品として許可がおり、輸入されています。但し、服用にあたってはいくつかの注意事項があります。若い人や単なる精力増強のために使用することは、その効能からいって好ましくありません。必ず専門家の指導を受けるようにしてください。Y子さんのご主人は服用から2週間で精子の数も増えはじめ、運動率も68%になりました。そして夫婦仲も良好に。妊娠の報告を受けたのは、それから、4ヶ月後のことでした。

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