〔卵胞期の過ごし方〕
私が日頃から、婦人科の中国漢方治療についてご指導をいただいている中国人の医師によると、不妊治療に最も大事な時期は、月経期と並んでこの卵胞期なのだそうです。卵巣内で1個の卵を成熟させると同時に、新しい卵を迎えるため、子宮内膜の新しい粘膜層を作り直す時期だからです。簡単に言うと、赤ちゃんの卵を成熟させると同時に、赤ちゃんの卵を育てるための丈夫なベッドづくりの期間ということになります。不妊の原因となる卵がうまく育たない、子宮内膜の再生・増殖もうまくいかず、着床しにくいタイプの人は特にこの時期の養生が必要です。そのためにはどうしたらよいのか、養生のポイントは2つ。@月経血で失われたエネルギーと血液の栄養を増やすこと。主食はきちんととること。たんぱく質、野菜、海藻、豆類を副食に。A身体に無理がかからないように規則正しい生活を心掛ける。中国漢方では、「形を形成する」との考えに基づいた補血薬+滋陰薬を中心に服用します。月経血による血の不足を補って、すみずみの血管に充分な血液をめぐらせることで、卵胞の発育と子宮内膜の回復を図るためです。M子さん(35歳)が相談に訪れたのは4度目の体外授精予定の1週間前でした。今回だめならわが子を自分の手で抱くのを諦めるつもりでした。前記の養生、それに漢方薬を服用して見事に成功。勿論、漢方薬をのんだからとは言いません。ただ、本人の気持ちの強さプラス体調がよくなったこと。これは事実です。3度目の人工授精で成功したJ子さん(33歳)も同様です。もうちょっとなのにうまくいかないと悩む方。卵胞期の養生はしっかりしていますか。

≪戻る  閉じる  次へ≫

             Flora Web Site Since2002.January フローラ薬局 1996 All Rights Reserved. Link free
                                                            サイト内に掲載されている全ての画像の無断転載禁じます