「不妊症と中国漢方」171
過多月経 その3


月経血にレバー状の塊を見ることはありませんか。これは漢方では瘀血と呼ばれるもので、血海という血の貯蔵所に溜まってしまうと、ここに集まってくる血を受け入れることができず溢れてしまい、過多月経となります。瘀血が子宮などに停滞すると下腹部が痛み、排泄されると痛みが楽になります。瘀血はいたるところに停滞し、「しこる、痛む、黒ずむ」などの3大症状が現われてきます。子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症などによる出血や痛みなども瘀血によるものが多く挙げられます。この他、色素沈着も瘀血の症状の一つ。虫に刺されたあとがいつまでも治らない、日焼けのあとがいつまでも消えないなどはその例です。シミもそうです。

瘀血はストレスにも関与しています。現代人の多くはストレスにさらされ、瘀血をたくさん作っています。不妊の一部は、このストレスからくる瘀血、つまり、血行不良によるものではないかと考えられているのです。さらに、中国漢方では病気の原因が分からないとき瘀血を疑えと言っています。実際に婦人病で症状がなかなか改善されない場合、血の巡りをよくする漢方薬を用いると劇的に症状が改善することがしばしばあります。


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