〔その15〕
人工授精、体外受精、顕微鏡受精など最近の不妊治療における西洋医学の技術には素晴らしいものがあります。しかし、それをいかすために女性の体に大きな負担をかけている場合があります。たとえば排卵誘発剤を始めとするホルモン剤。1ヶ月に1個の卵しか作らない卵巣に一度に複数の卵子を作らせることに無理はないのでしょうか。これを繰り返すと、卵巣は疲れ、良質な卵子を作ることができなくなり、採卵が困難になっていくのではと心配です。その上、子宮内膜もなかなか厚くならず、高温期の上昇が遅れ、期間も短くなり、卵を戻しても着床せずに、妊娠に至ることができないことも予想されます。これを改善し、最先端技術を無駄にしないために、中国漢方では前号でもご紹介しました補腎生血薬等を用いて体調を整え、卵巣や子宮内膜の強化をはかる方法を併用することを提案しています。続けて2名ほど、体外受精を受けた人が、補腎生血薬を中心とした周期療法を併用して妊娠に至りました。本当は、漢方薬だけによる自然妊娠を目指したかったのですが、年齢的な問題と本人の希望もあって、併用となりました。もちろんご主人も、精子の働きをよくするために補精薬を併用していたのはいうまでもありません。

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