「中国漢方と不妊症」
「温活を始めよう」②


新年を迎えて、いかがお過ごしでしょうか。毎年、赤ちゃんの写真が送られてきますが、このときほど、不妊相談をしていてよかったなと思うことはありません。去年の出来事で心に残っているのが、TBS系ドラマ「コウノドリ」。これは産婦人科医の物語で、不妊や高齢出産など赤ちゃんに関わる様々な問題が提起され、毎回、ハンカチなしには見られませんでした。中でも命にかかわる、大きな決断をしなければならない時は自分のことのように考えてしまいました。私も赤ちゃん誕生において多くの経験をさせていただきました。3回の流産を乗り越え、妊娠継続新記録のY子さん(31歳)。チョコレート嚢腫で手術を勧められましたが、漢方薬で体を整えて改善し、体外受精がうまくいったK子さん(32歳)、体調がすぐれず、凍結卵で様子を見ていて、うまく戻せたJ子さん(41歳)。ほかにも思い出深い人が何人かいますが、多くは漢方薬で体を整えることで妊娠、出産に至りました。まだ結果が出ない人は、養生を心がけましょう。それにはまず、寒さ・冷え対策。特に手足が冷たい、腰や下半身が冷えるといった人は要注意です。

中国漢方では、寒さは体の動きを鈍くし、血液の流れを悪くすると考えています。子宮や卵巣に十分な栄養が巡らなくなるので、内膜や卵子の成長に悪影響を及ぼします。ですから冬は、「体を温めて体温を保つ陽気の補給に努める」ことが大切。北京の家庭で人気の温かスープ「鶏湯」をご紹介します。保温性の高い土鍋に鶏を丸ごと一羽(少人数なら骨付きのもも肉)、生姜、ネギ、山椒の実、酒を少々入れて、2~3時間コトコト煮込みます。クコの実を入れて彩り、最後に塩で味を調えます。好みで白菜や豆腐、春雨などを加えて。中国には「天寒・暖身・先暖心」という言葉があります。これは「寒いときには、まず心から温める」という意味です。「寒い冬も明るく楽しく」です。ベイビーはそんなパパとママを選んで来るのでしょうね。


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