「中国漢方と不妊症」
「お正月特別編」


新年を迎えていかがお過ごしでしょうか。今年もたくさんの赤ちゃんの写真が送られてきました。とても可愛らしく親御さんの嬉しそうな顔が目に浮かびます。不妊治療中の顔とは雲泥の差です。やはり妊活中は「こころ」と「からだ」に人には言えない辛さがあったのでしょう。中には夫や義母、実母からの重圧が激しく、「私の気持ちなんか誰もわからない」と泣きだす人も。こんな時に思い出すのが、中国の有名な魚と水の会話。魚が水に「あなたには、私の涙は見えません。私は水の中にいますから」と言うと、水は言いました。「私はあなたの涙を感じることができます。なぜならあなたは、私の心の中にいますから」。この心は中国漢方も含めて考えてください。中国漢方の眼で見れば今の状態がよくわかります。確かにあなたは、辛いでしょう。でも、それがバネになって愛する夫の子供を授かるために頑張れるのではありませんか。私は、中国漢方と鍼灸で神様のお眼鏡にかなうような心と体づくりのお手伝いをしています。心と体が元気だと赤ちゃんが授かりやすく、妊娠中や産後も元気に過ごせるのです。

最近相談が多いのが高齢者の妊活。妊娠力を左右するのは女性の年齢=卵子の老化。中国漢方では女性は7の倍数で変化し、35歳は老化の始まりの時期と考えています。西洋医学も同様に、30代後半から質が低下し妊娠しづらくなるとしています。体外受精の成功率も35歳以上になると急激にダウン、自然妊娠率も22~23歳の頃の半分に減ります。流産の確率も上がり始め、3回のうち1回、40歳を超えたら2回に1回の割合に。これは、生殖の働きをサポートする腎精が不足するため。卵胞がうまくとれない、育たない、内膜が厚くならない、頸管粘液が少ない、卵胞ホルモンや黄体ホルモンAMHなどの値が低いなどはその例です。治療は、腎精の補給。動物生薬をうまく使うのがポイント。「一苦一楽」「一疑一信」。この4文字熟語を大切にしたいものです。


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