〔その12〕
不妊症の治療で大事なことは漢方薬を飲むことだけではなく、日頃の養生が何より大切です。妊娠を継続するためには、子宮にきれいで栄養のある血液が豊富にあることが必要です。中国漢方には「血は温めることを喜び、寒を嫌う」という考え方があり、血液が体内をスムーズにめぐるためには血液に一定の温度が必要とされています。ですから、体を冷やすことは血液の循環が悪くなるということで、これを中国漢方ではお血とよんでいます。「通じざれば即ち痛む」という考えから、生理痛の原因ともなるので生理中には、体を冷やさないように気を付け、血液の流れをスムーズにし、不要な血液をすみやかに排出して痛みを起こさないようにすることが大切です。中国のお医者さんに聞いてみると、中国の女性は、生理中は、なまもの、冷たいものは極力避け、薄着も厳禁で、下半身を冷やさないようにズボンを着用しているといいます。また、「冷えは足元より起こる」との考え方により、歩くことも重要。血行がよくなり体が温まります。今の若い子たちのファッションをみていると、私には将来の不妊症予備軍が歩いているようにしか思えません。少子化問題の解決は、この点もふまえて考える必要があるのではないでしょうか。

≪戻る  閉じる  次へ≫

             Flora Web Site Since2002.January フローラ薬局 1996 All Rights Reserved. Link free
                                                            サイト内に掲載されている全ての画像の無断転載禁じます