「中国漢方と不妊症」
中医学と不妊症 その7「子宮内膜症」その2


子宮内膜症は子宮内膜に似た組織が子宮腔以外の場所に増殖する病気で、不妊の原因となることがあります。お子さんを希望の方は早めの対処が必要です。中国漢方の子宮内膜症治療のポイントは、痛経・癥瘕(ちょうか)・不妊の3つ。痛経とは月経痛のことで、痛みが以前より強くなるのが特長。市販の鎮痛剤を服用しても効果がなく、日常生活に支障をきたすならば早めに治療しましょう。月経痛は子宮の収縮が激しい一方で、血の巡りが滞っている状態。これを中国漢方では瘀血と呼んでいます。

こうなるときれいな血が子宮や卵巣に巡りにくくなるので卵胞期や排卵期、黄体期に影響を及ぼし、妊娠しにくくなります。基礎体温の卵胞期に上下の波動がある、排卵期の高温期への移行が3日以上で、階段式に上昇していく人は瘀血かもしれません。特長は①痛む②しこる③黒ずむの3つなので、それも見て判断します。瘀血を改善する漢方薬を活血化瘀薬といい、実際の治療は調経止痛(月経を整えて痛みをとる作用)のある当帰製剤と一緒に用います。


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