「中国漢方と不妊症」
中医学と不妊症 その7「子宮内膜症」その1


近年、日本では成人女性の10人に1人が子宮内膜症と言われています。これは、子宮の内側を覆っているはずの子宮内膜が卵管や腹腔など本来あるべきではない場所に発生してしまう病気。病巣が子宮の筋層内にできると「子宮腺筋症」、卵巣内は「チョコレート嚢腫」と呼ばれます。他には、子宮の後ろと直腸の間のダグラス窩という部分。病巣が直腸に近いため排便痛や性交痛、腰痛などの症状がみられます。対処しなければいけない問題は痛み、不妊、チョコレート嚢胞の悪性化。患者さん9割近くに月経痛の自覚症状がありました。

ある調査で、子宮内膜症の5割が不妊であることが判明。卵巣や卵管に発生することで卵子の産生および活動に支障をきたすようです。月経痛は子宮内膜症の重要なサイン。月経痛はないのが当たり前という言葉の再認識を。妊娠するためには、まず月経痛を治すこと。中医学では「通じざればすなわち痛む」という考えから、この場合血がうまく流れない=瘀血と言い、血流改善の処方をします。次回は、中医学による治療方法です。


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