「中国漢方と不妊症」
排卵障害について その2


【多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)その2】
「多嚢胞性卵巣症候群」(PCOS)は排卵障害の一つで、卵胞はある程度育つのに、すべて未熟で、成熟できる卵胞がないために排卵できないという病気です。中医学でみれば、これは、体にたまっている余分な水分(痰湿とよばれ、肥満の原因ともなっている)が原因で起こっているものと考えています。治療は痰湿を取り除き、排卵を促すために血をめぐらす漢方薬を用います。

痰湿を取り除くにはキノコの一種、シベリア霊芝がよく使われます。そして血をめぐらすために、乳房が張って痛む、精神的にすぐれない人には芎帰調血飲第一加減、月経時に血塊が時々みられる人には冠元顆粒、おりものが多い人には桂枝茯苓丸を併用します。このような痰湿を取り除く漢方薬を用いるときには代謝を高める補腎薬も併用すると効果的です。参茸補血丸がよく使われます。しっかりとした卵胞が育ち、排卵すれば妊娠も夢ではありません。要は妊娠しやすい環境を作ってあげることが大事なのです。


≪戻る  閉じる  次へ≫

             Flora Web Site Since2002.January フローラ薬局 1996 All Rights Reserved. Link free
サイト内に掲載されている全ての画像の無断転載禁じます