「中国漢方と不妊症」
周期調節法 その7


卵胞発育期は卵胞、子宮内膜、おりもの分泌を成長させたり、厚くしたり、促したりする時期。原料となる血液や体液に相当する「陰血」を補う必要があります。また、ホルモン剤の副作用をカバー。一つがクロミッドの使用時。クロミッドは脳に作用して卵胞刺激ホルモン「FSH」の分泌を促し、間接的に卵胞の発育や排卵をサポートします。生理5日目から1日1錠を5日間服用。飲み始めた翌日から基礎体温が高くなることがあり、この時からホルモンの働きは陽性の性質をもつと思われます。

卵胞発育期は陰血薬を用いて卵胞や子宮内膜を成長、成熟させる時期ですが、陽性の持つ熱エネルギーによって陰陽のバランスが崩れると陰血が不足し子宮内膜が薄い、おりものが少ないなどの症状が現れ、妊娠率が低下。ですから、中医学ではクロミッドのよいところを認め欠点をカバーする方法で妊娠に備え体内環境を整えます。よく使われる漢方薬は杞菊地黄丸に婦宝当帰膠と胎盤エキスの併用。これは、西洋医学と中医学が結合した中西結合と呼ばれる方法です。


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