「不妊症と中国漢方」
卵胞期の過ごし方 その6


S子さん(38歳)は、卵子が充分に育たずに体外受精をキャンセル、中国漢方に期待して来院しました。卵子の成長には原料となる「滋陰養血薬」と成長させる「温陽薬」が必要です。今までも、この考えで治療してきましたが、さらにパワーアップしたものを発見。その一つが魚鰾。ベニ科の魚のウキブクロで、高質のコラーゲンやムコ多糖類、ビタミン、カルシウム、亜鉛、鉄、セリン等が豊富。薬用効果から「海洋人参」と呼ばれ、燕の巣やフカヒレなどとともに滋養強壮剤として皇帝に献上されたという優れもの。

臨床面では精子にエネルギーを与え、発育と成熟を促す作用があることが分かりました。性欲低下、ED、早漏など男性側の問題に使用されることが多いのですが、これを主とした漢方薬が女性の卵巣機能低下、卵胞発育不良にも効果があるのです。S子さんは服用後、排卵検査薬で陽性、そしておりものが見られました。卵子が充分に育ってきた証。もう少し体調を整えてから体外受精にチャレンジしたいと嬉しそうに話していました。


≪戻る  閉じる  次へ≫

             Flora Web Site Since2002.January フローラ薬局 1996 All Rights Reserved. Link free
サイト内に掲載されている全ての画像の無断転載禁じます